こんにちは、風呂ログで記事を執筆しております中原です。突然ですが、「浴槽のエプロン」は掃除していますか? エプロンのない、壁や床と一体化している浴槽なら仕方ありません。
しかしエプロンを取り外せるバスタブの場合、長年放置していると中でカビがこびりついている可能性が高いのです、恐ろしや。 お恥ずかしながら、実はそう言う僕の自宅の浴室、ほとんどエプロンを外したことがありませんでした。
もしかすると「エプロン?何それ」という初耳の方もいらっしゃるのでは。 そこで今回は浴槽のエプロンの外し方と、そして外した後に実際にお掃除した様子をご紹介します。外し方については初めての方のために動画でお届け。
この記事を読んで、ぜひエプロン掃除にチャレンジしてみてください。
1.浴槽のエプロンってどこの事?
まずは「浴槽のエプロン」をご存知でない方のためにも、基本的なことについてお話しします。
1-1.「エプロン」とは浴槽の前についているフタのような物
一見、四角い物だと思っているバスタブですが、上の写真のようにフタのような役割としてエプロンがついています。このエプロンを外すことで、浴槽の内部が露わになります。
1-2.小さい浴槽のエプロンは取り外しがほぼ不可能
エプロンがなく、本当に四角くて小さな浴槽もあります。しかし小さい浴槽でもエプロンがついている事はあります。ただし小さいサイズでエプロンが付いている場合、その大半が埋め込まれているでしょう。
そのため掃除をするために取り外す、とはいかないはずです。その場合はエプロンと中を洗う事は断念しなければいけません。
1-3.エプロンがついていない一体化している浴槽とは
一体化している浴槽とは、ユニットバスで見られる壁や床と繋がっている状態のものを指します。この場合にはエプロンはついていません。
上の写真の右側にある、点検口と呼ばれるものは付いていますが、エプロンではありません。
1-4.もしもエプロンが破損していたら
さて、これはオマケポイントですが、時々エプロンが破損してしまっている浴室を見かけます。もしエプロンを何とかしたいと思っている場合は、メーカーにお問い合わせすればエプロンのみを作ってくれる可能性があります。ただし数万円は掛かります。
もしバスタブ自体も劣化している場合、交換しやすいならば浴槽ごと交換した方が良いかもしれません。浴槽の交換が高額になりそうな場合は、FRPライニングと浴室塗装を組み合わせれば綺麗に直せる可能性もあります。
2.浴槽エプロンはどうやって外すの?
この項ではエプロンの外し方についてご紹介します。動画と文章に分けてお伝えしますので、お好みの方でやり方を覚えましょう。
2-1.動画で観る浴槽エプロンの外し方
動画をご覧になれない方は下の文章での説明をお読みください。
2-2.文章でもお伝え|浴槽エプロンの外し方
エプロンはメーカーの種類によって多少違いがあります。しかしほぼ大半が今回ご紹介している方法で外せます。
※注意点
エプロンの中には、ネジで固定してあるものや取り外し方法が異なる物があります。もしエプロンがカンタンに外せない場合、無理矢理外そうとすると破損の原因になります。一旦中止して、以下のことに気をつけてみましょう。
- 外し方の手順が、エプロンに貼りつけられているシールに書いていないかチェックしてみる
- メーカーにエプロンの外し方を訪ねてみる
手順1.まず浴槽エプロンの下に手を入れ、上にあげます。
この時、手袋はしておきましょう。掃除せず放置していた場合、カビやぬめりがエプロンの下についているため手が汚れてしまいます。手を下に入れたら、グッと上に持ち上げます。
手順2.上にあげたら、そのままエプロンを手前に引く
エプロンが上にあがったら、外せる状態になった合図です。そのままエプロンを手前に引くと、外すことが出来ます。
オマケ|エプロンのつけ方
外してお掃除をしたら、当然最後はエプロンをつけ直さなくてはいけません。念のためつけ方もご説明しておきます。
手順1.今度は逆にエプロンの上を先に差し込みます
外す時の手順とは逆に、まずエプロンの上を差し込みましょう。しっかりハマるまで手間取るかもしれませんが、グッと手応えがあるまで入れられる位置を探りましょう。
手順2.エプロンの上がしっかり入ったら、そのまま前へ動かしてはめ込みます
エプロンの上がしっかり入ったら、その状態のままエプロンを前へ動かします。しっかりはめ込み、固定されたらOKです。
3.主婦でもカンタン!浴槽エプロンのお掃除レポ
さあ、浴槽エプロンの掃除に入ります。道具はどこの家庭にも置いている一般的な物を使いました。エプロンの場合、割と汚れは取りやすいはずなので構える必要はなし。ただ長年放置していた場合はカビがこびりついているかもしれませんので、そのビジュアルに対してだけは向き合う覚悟をしておきましょう(;^_^)
いきなり結果発表|エプロンこんなに綺麗になりました
いきなりですが、今回のエプロン掃除の結果を発表します!
エプロンの裏側です。長年の汚れとカビがついてしまっていたエプロンも、ものの20~30分ほどで見違えるほど綺麗になりました。端っこに頑固な汚れなどついてましたが、大半が拍子抜けするほどカンタンに落とせました。
今回使ったお掃除道具
- 100均で買ったバスタブスポンジ
- バスマジックリン(防カビプラス)
- 100均で買ったゴム手袋
今回使った道具はこれだけ。お風呂掃除に使うごく一般的な道具です。スポンジや中性洗剤は何でも大丈夫なはず。
洗剤を使うことに抵抗がある方は重曹水を使ってみるのもアリかもしれません。作り方は100均で揃える重曹水の作り方|お風呂の酸性汚れに効果的を参考にどうぞ。
ひとつ注意点があるとすれば、エプロンの汚れがひどい場合スポンジがかなり汚くなりますので、100均で買ったものを使い捨てると衛生的だという点です。では前置きが長くなりました、お掃除に入りましょう!
手順1.ゴム手袋をはめて、エプロンを外す
まずはゴム手袋をはめてエプロンを外します。本記事でご紹介した外し方を参考にしてください。そして上の写真のように立てかけると洗いやすいです。ご自身が洗いやすい場所に立てかけましょう。
手順2.まずは何もつけずにシャワーを掛ける
立てかけたら、何もつけずにシャワーを掛けてみましょう。シャワーだけでもぺリぺリ取れるカビもあります。
手順3.スポンジに洗剤をつけて、いざ掃除!
洗剤の出番です。洗剤をエプロンに直接掛けます。目の前のカビの多さに無心でシュッシュしちゃいます。
スポンジにも洗剤をつけてゴシゴシこすります。カビが割とカンタンに取れていきます。みるみる汚れていくスポンジ…!
ちなみにエプロンについている白い棒みたいなやつは目の細かい発泡スチロールです。大抵こういった緩衝材がついていたりします。
手順4.洗えたらシャワーで洗剤ごと汚れを流す
しっかりカビを落とせたら、最後はシャワーで汚れを洗い流します。まだ汚れが残っている場合は洗剤のついたスポンジでこすって、シャワーで洗い流すことを繰り返しましょう。綺麗になったらお掃除完了!
そして洗ったエプロンのビフォーアフターがコチラ↓
少し洗い残しはありますが、ずいぶんとキレイになりました! 気持ちいいー!
今回ご紹介しなかった浴槽内の魔窟について
えー、今回お掃除したのはエプロンの掃除のみでしたが、恐らくエプロンを開けた瞬間、長年放置されていた浴室では目にするはずです。
このように見るもおぞましい魔窟と化した惨状を…(((;°Д°))) カビの匂いがすごい…。 素人でバスタブの裏側まで完全に綺麗にすることは難しいかもしれません。その場合はお風呂クリーニングの業者さんに頼むと高圧洗浄で何とかしてくれたりします。
そして僕の場合、目に見える範囲だけは自分でなんとかしてみようと、実は掃除をしてみました。その様子は「魔窟と化した浴槽内部をピカピカになるまで徹底掃除してみた」に書きました。ご興味ありましたらご参考にどうぞ。
4.まとめ
普段お風呂をお掃除されている方でも、エプロンも開けてしっかり綺麗にされている方は少数かもしれません。今回ご紹介した浴槽エプロンの外し方、掃除の様子を参考に、ぜひチャレンジしてみてください。